| 子宮筋腫 |
婦人科腫瘍の中で頻度が高い疾患であり、内診所見により発見可能です。症状の有無により手術療法、保存的療法や経過観察が選択されます。しかし、中には悪性腫瘍が存在します(頻度はまれ)。そのため、超音波、骨盤MRIや血液検査が必要である場合があります。 |
| 子宮内膜症 |
この病気は子宮内膜組織が異所性に存在して、女性ホルモン(エストロゲン)により進行する疾患です。内診所見、超音波検査、血液検査や骨盤MRIにより診断を進めていきますが、最終的診断は腹腔鏡や開腹による視診、組織診が必要です。不妊症の原因にもなり、腹腔鏡による診断とともに病巣の除去を行うことで、内膜症が原因と考えられる不妊に対しての妊娠の可能性が期待されます。 |
| 子宮頚癌 |
この病気は、異形成、上皮内癌、微小浸潤癌の過程を経て発生すると考えられています。この進行期間は数十年と考えられており、この間に発見、対処することにより早期治療が可能となっています。そのため、子宮頚癌検診は重要と考えています。癌検診で異常と判定されたら、コルポスコピーによる視診および組織診を行い、診断を進めていきます。 |
| 子宮体癌 |
近年、この疾患の頻度が高くなっています。症状は不正性器出血がもっとも多く、特に閉経後に出現した場合には、子宮体癌検診が必要です。 |
| 卵巣腫瘍 |
この疾患は、下腹部膨満感、下腹部痛などの症状が出現しにくく、検診で発見されることも少なくありません。また、出現しても卵巣腫瘍に特有の症状でないため、婦人科に受診しないこともあり、早期発見が困難であります。卵巣腫瘍といっても経過観察でよいものから悪性腫瘍までさまざまですが、その診断には内診、血液検査、MRI、場合によっては手術療法が必要となります。 |