社会医療法人 畿内会 岡波総合病院okanami general hospital

各診療科紹介

内科

 伊賀名張地区の内科、救急医療を担当する中核病院として、通常の上部・下部消化管内視鏡検査のほか糖尿病などの生活習慣病、呼吸器感染症や緊急性のある疾患の診療などのニーズに対応しています。非常勤の血液腫瘍内科のほか循環器科・肝臓内科・呼吸器科・糖尿病内科・神経内科から応援を受けています。消化器内科は村山卓先生と近畿大学と三重大学の内視鏡担当医を中心に、内視鏡によるポリープ切除術・総胆管結石や胆管狭窄などの専門的治療を行っています。平成30年10月、今井元医師が赴任されました。超音波内視鏡の第一人者で、特に肝胆膵疾患の診断治療の専門医師です。また、悪性リンパ腫・骨髄異形成症候群など血液疾患やその他腫瘍について緩和医療を含めた診療も行っています。
 高齢化社会を迎えて、内科系疾患から要介護となった患者さまの介護福祉ケアなどの要望にも答えられるよう、総合診療を基本に取り組んでいます。
 伊賀・名賀医師会の病院連携のもと、救急医療を含め伊賀地区の患者さまから信頼され『気軽に相談に応じ安心して受診できる職場環境』をモットーにコメディカルや他の診療科との連携により「現在より明日に」医療レベルが向上することを目標に診療しています。

特色

全人的、患者様の立場にたった「心ある医療」を実践したいと考えております。

肝臓外来

 最近C型肝炎は治る時代になりました。従来のインターフェロン治療では治療困難といわれていたIb型でウイルス量の多い、高齢者の方でも約95%の確率でウイルス排除が可能です。ただしC型肝炎ウイルスが排除できても発癌リスクは0にはなりません。特に肝硬変まで進行している方は肝がんを含め様々な合併症がでてこないか経過観察していく必要があります。
 現在ウルソの内服や新強力ネオミノファーゲンシー等の注射を受けてみえる方も一度主治医の先生に相談していただき適応があれば一度治療を考えてください。
またお酒を飲まない方でも、肥満、糖尿病の影響で脂肪性肝炎になり、肝硬変、肝がんになる方が増えています。このような方がみえましたらどうぞ一度は肝臓専門医を受診してください。
 肝臓外来では急性肝炎、(B型、C型、非B非C型)慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、自己免疫性肝炎、原発性肝癌および食道静脈瘤の診療に取り組んでいます。
 このほかにも他の医療機関で受けた診断や治療方針などについてのご相談に応じます。また肝癌の治療などでさらに高度な医療が必要な場合には、信頼できる提携病院へ速やかにご紹介いたします。