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当院の外来心臓リハビリテーションには、毎週200名前後の患者が参加しており、関西でも有数の心臓リハビリテーション施設となっております。入院中から心臓リハビリテーションは開始となりますが、入院のみの心臓リハビリテーションでは、予後改善効果は限定的とされており、外来リハビリテーションに移行、継続することで、心臓リハビリテーションの生命予後改善効果が最大限に発揮されると考えています。
患者様への継続的な運動指導、食事指導、生活習慣改善など、生活全般の多岐にわたる指導により、患者様の健康寿命を延ばすことを目的としております。県内および他府県の病院から、急性期治療に一定の目処が立ち、自宅退院を目指す患者様たちが、心臓リハビリテーション目的で当院に転院してくることもあります。
心疾患や血管疾患は、一度治療しても往々にして再発を繰り返し、入退院を繰り返しながら、体が弱っていくという経過を辿ることがあります。薬をきちっと飲むことも大切ですが、その他にもできることはいろいろとあります。疾患の再発予防のためには、適度に運動して、ポイントを押さえた食事習慣を継続し、喫煙などの身体の負担となるような習慣を改善するなど、多くの工夫をすることで、本来自分に備わった寿命を成就することが可能となります。外来心臓リハビリテーションでは、健康維持のためにどんなことが生活の中でできるのかを模索し続けます。心筋梗塞、脳梗塞の予防はもちろんですが、癌や認知症進行の予防も目指しています。
命に関わる病気は、往々にして突然起こるものです。身体が危険な状態に陥ってから治すことも必要ですが、病気は治すだけでなく、ならないようにするのが、身体が一番元気に長持ちします。自身の身体のメンテナンスを見直してみようと興味を持った方は、心臓リハビリテーション専任看護師 谷口(外来または、リハビリテーション室)まで問い合わせていただければ、可能な限り対応いたします。
部 長
神原 篤志資 格 | 三重心臓リハビリテーション研究会世話人 日本心臓リハビリテーション学会指導士 日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医 日本外科学会専門医 医学博士 認知症サポート医 |
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医 長
植木 博之資 格 | 日本心臓リハビリテーション学会指導士 日本内科学会認定内科認定医 医学博士 |
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